めまい症や頭痛の予防体操

こんにちは!

あさば整骨院です!

今回はめまい症状や頭痛の予防について書いていきます。

Contents

めまいや頭痛の原因

めまいや頭痛が出る原因の一つに平衡感覚を司る耳にある器官に異常が生じると変更感覚に異常が起こり症状が出ると考えられています。

平衡感覚は、体のバランスを保つための感覚で、主に内耳の前庭器官が関与しています。以下は、平衡感覚と耳の関係についての詳細です。

耳の構造は外耳と中耳、内耳に別れます。そのうち内耳の器官には、聴覚を司る蝸牛(かぎゅう)と平衡感覚を司る前庭器官があります。

フラフラするめまい症状は内耳の問題が生じると起こります。

平衡感覚の役割

平衡感覚は、以下の役割を果たします:

  • 体のバランスを保つ:歩行や運動時に体が倒れないように調整します。
  • 視線の安定化:頭が動いても視線がぶれないように目の筋肉を調整します。
  • 姿勢の制御:静止しているときや動いているときに、姿勢を維持するための筋肉の調整を行います。

内耳に異常が起こるとどうなるか

内耳の平衡感覚に異常が生じると、以下のような症状が現れることがあります。

  • めまい:内耳の問題が原因で、回転性や浮動性のめまいが生じることがあります。
  • 平衡失調:体のバランスが取れなくなり、ふらつきや転倒のリスクが高まります。
  • 吐き気や嘔吐:強いめまいが続くと、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。

内耳が原因で起こる症状の中で最も多いのが、良性発症性頭位めまい症です。

良性発症性頭位めまい症は内耳の奥にある小さな砂粒である耳石が何らかの理由で剥がれ落ち、それがこれまた内耳にある三半規管に入り込み、頭の動きとともに動くことで神経を刺激します。その刺激が脳から目に伝わって目が回ってしまいます。

内耳の平衡感覚は非常に重要で、日常生活のあらゆる動作に関与しています。耳の健康を保つことは、全身の健康を維持するためにも重要です。

他の原因

めまいや頭痛の原因として考えられるのは他に首からくる神経症状や血流障害もあります。

首からくる神経症状についてはこちらを参考にしてください↓

自律神経失調症から【頚性神経筋症候群】へ

もう一つは血流障害です。

首周辺の動脈には弁が少ないため、良い姿勢でいないと充分な血流量が頭に行き渡りません。よって頭が酸素不足になりめまいや頭痛、吐き気といった症状が出ることがあります。

富士山や標高の高い山に登った時の高山病と似ていますよね。気圧の変化と酸素不足で出る症状のことです。

めまいや頭痛は発症してから安静にしたりお薬の服用などといった対処も大切ですが、事前に予防をしておくこともとても大切です。

予防体操

特にめまい症状は急な体位変換などでも発症することがありますので、これから行う体操は必ずゆっくり行ってください。

以下にめまい症や頭痛の予防について3つの体操をご紹介します。

①寝起きの運動をゆっくり繰り返す。

ベッドに横になって起き上がるという動作をゆっくり繰り返します。

自力で行うのも良いですが、症状が強い方は誰かに背中を支えてもらいながら行うと楽にできます。

ゆっくり起き上がったらその状態で5秒止まってください。その後また仰向けに寝て5秒止まるを繰り返しましょう。

以上の運動を5回程度行いましょう。

 

②上下を向く運動を体全体を使って繰り返す。

天井を見るように上を向き、床を見るように下を向くという動きをゆっくり繰り返しましょう。①と同じようにそれぞれ上下で5秒止まるようにして下さい。5回繰り返します。呼吸は止めないように注意しましょう。

③寝返り運動を体全体を使ってゆっくり繰り返す。

左右への寝返り運動を行います。

寝返った際に5秒程度止まりましょう。

絶対に首だけで回ることはやめましょう。体全体を使って回ってみてください。ゆっくり回り5秒止まるというのを5〜10回程度繰り返してください。

体を静止している時も動いている時も呼吸は止めずにゆっくり行うことがポイントです。

 

上記3つの予防体操を行ってみましょう。

全ての運動はゆっくり行い、絶対に首だけで動かさないようにしてください。

もしも途中で頭痛や眩暈(めまい)が起こったら一旦体操を休止して安静にして下さい。症状が落ち着いたら再び繰り返してみてください。気分が悪くなった時も同様に安静にしてその後落ち着いたらまた再開しましょう。

初めての体操は様々な症状が出ることがありますのでご自身の体調に気をつけながら慎重に行いましょう。

寝る時や起床時はベッドの上で行うようにしてください。

以上、めまい症や頭痛の予防体操について書かせていただきました!

めまいや頭痛は症状が出てからではなかなか治らないので、これら予防体操を行って症状が出にくい体を作って行きましょう。

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