アキレス腱断裂の治療・リハビリ・予防
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アキレス腱断裂の治療について
保存治療(手術をしない方法)では、断裂した鍵が近づくように足関節を最大底屈位(つま先立ち方向)にしてギプスや装具で固定します。
約2ヶ月間は完全固定で松葉杖を使用しましょう。
底屈角度を徐々に減らしつつ、固定を続けると、アキレス鍵は再び繋がります。
ところが、早期復帰や再断裂率が多いため、競技レベルのスポーツ選手には断裂した鍵を縫合する手術が勧められる事が多いです。
手術後の固定は短期間な事が多いですが、競技復帰するには長期間のリハビリや物理医療機器の投射が必須で、通常約半年以上かかります。
リハビリのポイント
ギプスや装具で足関節が固定されていれば歩行しても良いですが、固定を外した後の荷重はアキレス鍵に負荷が加わるため必ずサポーター等を使用して慎重に行いましょう。
可動域訓練も十分に行う必要があります。
トレーニング系よりもまずは柔軟性の確保が優先です。
徐々に片脚のつま先立ちができるようになり、更に一定の負荷をかけながら片足スクワットができるようになればランニングを許可します。
あさば整骨院では明確なプランを基にいつランニングして良いのか指導します。
まず両脚からつま先立ちの練習をして、安定した後に片脚で練習します。
再発予防
再断裂の予防や反対側のアキレス健断裂を起こさないためにも、下腿三頭筋(ふくらはぎ)を十分にストレッチして柔軟性を高めましょう。
いわゆる「アキレス鍵を伸ばすストレッチ」は、膝を伸ばして行えば緋腹筋を、膝を曲げて行えばヒラメ筋を伸ばせるので両方やり、また、つま先の方向によって伸ばされる筋肉が変わるので、ストレッチについても指導していきます。傾斜のある台でストレッチするのも有効です。
競技レベルのスポーツの選手には手術をするのが一般的です。固定具を装着してからも患部以外のところは柔軟性や安定性を高めましょう!
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2021年 3月 10日 8:40 PM