ドイツ出張から帰国しました!
この度の出張に関しまして、患者様には大変ご迷惑おかけしております。
今回出張していた最大の目的は、ドイツのデュッセルドルフで行われる世界最大の医療関連企業が集まる展示会に行くためです。
世界各国から6000社以上の企業が一斉にデュッセルドルフに集結します。
ビッグサイトの4倍以上の広さのところが、全て医療関連企業で埋め尽くされます。
ここに行けば世界の最先端技術が搭載された医療機器や、世界的なトレンド、その他医療に関わる事のほとんどが勉強できます。
また、多くのバイヤーも集い、他国の高い技術が搭載された医療機器などを買い付けて、自国に持ち帰ったり支店を作ったりする為の交渉の場でもあります。
例えば、最近話題のNBA八村塁選手。
彼のようにものすごい高い身体能力と技術がないとNBA、つまり世界最高峰の場には行けません。誰もが行けたり世界一の練習を体験できたりするものではないのです。
しかし、医療機器などに関してはこの展示会場に行けさえすれば、やる気さえあれば、世界最高峰が誰にでも体験できるのです。
海外に点在する日本料理屋って少し変な店舗もあります。『なにこれ。寿司ってこういうものじゃないのに。本物を食べたことあるのかな』と思ったりします。
これは物の例えに過ぎませんが、日本の医療機器業界は競合が少ないと言われています。
メーカー側の言うことをそのまま信じてしまったり、嘘か本当か分からない噂話的なものは危険だと思っています。
だからこそ自分で運動をして、痛めて、治す時に本当に効果があるのかどうか試すのです。
中には自分が得られない痛みもあるので、選手達と話し合って効果のありそうな方法を抜粋して経過を診ます。
私は海外にある変な寿司屋にはなりたくない。
医療の本場ドイツへ実際に行って、医療機器の使い方から効果から何から体験して知りたいのです。
この展示会開催期間中は毎日会場へ行って、とにかくいろんな医療機器を自分の身体に投射しまくりました。
試してきたのではなく、試しまくってきたのです。
それが自分の為でもあるし、患者さんやスポーツ選手の早い回復にも繋がります。
おかげで今までの治療方法が正しかったという確信と、まだ日本に入ってきていない医療機器を体験した事から、今後の治療方針のヒントも得ることができました。
本当に行って良かったです。
これから少しづつブログにアップしていきますので、当院の患者様だけでなくこのブログを見ていただいている治療家の方にも参考にして頂き、痛みで困っている一人でも多くの方が元気になれば良いなと思っています!
2019年 11月 23日 5:56 AM