一生を棒に振る『勘違い選手』
選手でいられる期間は本当に短いです。
スポーツが上手くいかなかったり、プロになれなかったりするのは、『出会い』も大きく関係するのかもしれません。
来院される方の中でもスポーツを趣味にしている方によく言われるのが、現役の時に知りたかったという声。
選手でいるうちにいろいろなトレーニングやエクササイズを取り入れて、本当に効果があるものをどんどん追及してほしい。そして、若いうちからそれに気づかせてくれるトレーナーや指導者に出会ってほしい。そう願うばかりです。
さて、今回は一生を棒に振る『勘違い選手』をご紹介します。
なかでも多いのは『筋肉をつければ強くなる』と思っている選手。
『筋肉の量』と『筋肉の働き』をイコールと思っている選手です。
筋肉の量があるからといって、その筋肉が働いているかどうかは、まったく別の話です。
筋肉トレをして筋肥大が起こると、どうしても強くなった気がしてしまいます。
見た目も変わっていく方が達成感がありますからね。
しかし、そんなことを言ったら、ボディビルダーのようにムキムキに筋肥大した選手がどの競技でもトップになれると言っているようなもの。
実際は違いますよね。
その競技に適した、または自分に適した鍛え方があります。
むやみやたらに筋トレをしても、自分のパフォーマンスを落とすだけ。
しっかりとした目的と知識を持ちましょう。
これはスケートをする少年です。
例えばあなたがスケートの素人だとします。初めて靴を履いてスケートリンクに立ったら、どのようなことが起こりますか?
グラグラして真っ直ぐ滑るどころか、まっすぐ立つことさえ満足にできない状態。するとまずはバランスを取ろうとしますよね?
そう、体幹です。
体幹の筋肉が安定して初めて、ダイナミックな力強い動きが可能となるわけですね。
体幹なしでは絶対にスポーツパフォーマンスは上がりません。
ここまで言えばもうお分かりでしょう。
スポーツが上手くなりたい。そんな想いで筋トレを開始しようとしたとき、まず初めに取り掛かることはなにか。
体幹などのバランス筋を鍛えることです。
バランス感覚の優れた選手が必ずしも筋肥大が著しいかと言うと… そんなことありませんよね?
自分にとって一番動きやすい身体の追及をしていくことが、自分のスポーツの可能性を引き上げる最大のポイントです。
フィジカルは確かに大事ですが、順番を間違えないようにしましょう。
見た目から入って『勘違い選手』になって、一生を棒に振るようなことがないように気を付けましょう。
夏の大会真っ只中。
どの大会も一生に一度しかありません。
目的と知識を持って頑張ってください!
体幹の鍛え方ひとつで結果は全く違うって知ってました?
日本でも自己ベストを出せる数少ないコンディショニングをやってみたい方は是非ご相談ください!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
2017年 7月 5日 9:11 PM